JIS Z 8305-1962 活字の基準寸法
JISが規定する文字の大きさ
1962年制定です(生まれてないし...笑)
日本工業規格
JIS Z 8305-1962
活字の基準寸法
Dimensions of Printing Types[LINK]
要点は
アメリカ式のポイント[ATA point]
が採用されている点です。
一般的なパソコンで利用されている
ポストスクリプトポイント[PostScript point]
ではありませんので留意が必要です。
※法律で規定されている文字サイズもこのJIS Z 8305を基準にしています。
JISの文字サイズの方が若干小さい事から
パソコン上に表示される『ポストスクリプトポイント』で
作成していれば『8pt』は『JISの8pt以上』の大きさになりますから
契約書等作成する場合『単位の違い』にはあまり意識せずに
指定されている
『8pt以上』
『12pt以上』等のサイズ指定すべき事項に留意すれば良いでしょう。
サイズの対比表をつくりました
Numbers書類です。
「JIS_Z_8305_1962.numbers」をダウンロード
JISで規定されいいるのは以下のような内容
種類(JISポイント)1pt=0.35146mm | 大きさmm | 大きさの許容差(10本(文字)につき)mm |
3 | 1.054 | ±0.010 |
3.5 | 1.23 | ±0.010 |
3.9375 | 1.384 | ±0.015 |
4 | 1.406 | ±0.015 |
4.5 | 1.582 | ±0.015 |
5 | 1.757 | ±0.015 |
5.25 | 1.845 | ±0.020 |
6 | 2.109 | ±0.020 |
7 | 2.46 | ±0.025 |
7.875 | 2.768 | ±0.025 |
8 | 2.812 | ±0.030 |
9 | 3.163 | ±0.030 |
10 | 3.515 | ±0.035 |
10.5 | 3.69 | ±0.035 |
12 | 4.218 | ±0.040 |
13.125 | 4.613 | ±0.045 |
14 | 4.92 | ±0.050 |
15.75 | 5.535 | ±0.055 |
16 | 5.623 | ±0.055 |
18 | 6.326 | ±0.065 |
20 | 7.029 | ±0.070 |
21 | 7.381 | ±0.075 |
24 | 8.435 | ±0.085 |
26.25 | 9.226 | ±0.090 |
28 | 9.841 | ±0.10 |
32 | 11.247 | ±0.11 |
36 | 12.653 | ±0.13 |
40 | 14.058 | ±0.14 |
42 | 14.761 | ±0.15 |
※斜体で表記した所は私の注釈になります。
JISは活版用の『文字』を指していますので
『活版用の文字が10本』って意味で『10本につき』って事になります。
が
現在はPCが主体ですので(10文字で)って事になります。
JISの原文を見ると
活版用文字のサイズを言っている事がはっきりわかりますね。
留意点としてですが
ここで述べられているのは
『文字の大きさ』で
その文字の大きさを幅と縦で規定していますので
実際の文字の大きさに留意しないといけませんね。
こちらの記事[LINK]も参考にしてください。
またOCRフォントのように
ポイント等ではなく
文字の大きさをフォントとして指定している場合もあります。
こちの[LINK]記事も参考にしてください。
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