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スクリーンキャプチャーと墨

デスクトップのキャプチャーって良く使いますが
部内資料等『印刷』する事を念頭に置いている場合
キャプチャーの設定を変更する事で
印刷用のスクリーンショットを作ります。

 
668x544_screencapture_07

まずは↑この設定
一般的にはデフォルトの設定なのかな?
この設定のスクリーンは


460x200_screencapture_06
↑このように
グレー以外の色要素が乗っています。
画面で見る場合には良いのですが
印刷すると黒以外のインクやトナーが乗る事で
文字がつぶれたり
読みにくい事になります。
そこで

 
↓このように設定を変更します。
668x544_screencapture_08
(変更時にはログアウト&ログインが必要)

すると
460x200_screencapture_11
↑このように『グレー』の色要素のみで
スクリーンショットがとれます。

オフィス系の非ポストスクリプトアプリケーションで印刷しても
プリンタードライバの性能に依存しますが
概ね黒だけで印刷されますので
印刷物で読みやすい出力になります。

 
PSアプリケーションで利用する場合には
『墨版最大』を利用する事で
CMYKグレー要素をK墨として利用出来ます。

↓変換用のカラー設定を作っておいて
509x348_screencapture_09
変換する事で

↓このようにCMYKのグレー要素を


639x258_screencapture_04_2

↓このようにKノミの墨に変換出来ます。

625x254_screencapture_01

留意点
GCRの墨版最大は『グレー』-『墨』の変換には適していますが
ちゃんと設定等を煮詰めないと
逆にシアン版に黄色が入ったりしますので
墨以外の要素にはトーンカーブ等で
調整する必要が出てきますので
何回が自分で設定を色々試してみて
最適な設定を時間のある時に作っておく事が良いですね。

 
一方
UCRは薄い墨版を飛ばすのに適しています。

509x348_screencapture_10


例えば


548x250_screencapture_02

↑この画像の青い部分には『黒』の要素があります。
この『黒』要素を飛ばしたい場合に
UCRのグレーバランスのカーブがいい感じで働きます。


550x248_screencapture_03

UCRで変換するここのように
『黒』の要素が0になっています。

 

■スクリーンショットの『黒』要素は設定で異なります。
■『印刷向き』『画面向き』で設定を切り替えましょう。

■RGB→CMYK変換時には墨版最大を使えるようにしておきます。
■物によってはUCR変換を使った方が良いものもあります。

■『印刷向き』には最終的にはトーンカーブ等で細かい調整も必要

CMYK変換用のカラー設定

トーンカーブの設定
については
色々試してみて、良い感じの物をあらかじめ用意しておきたいですね。


   

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