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[ISBN]構成内容を調べる

『本』に関わるコードは

『雑誌コード』



『書籍コード』

がありますが

ISBNは『書籍コード』と言っていいでしょう。

今は13桁である必要があります。

良く見る形式は↓のような内容ですね。

526x160_isbn_01

これはJANバーコードを含む

『国内ローカールルールを含むISBNコード』他

って事になります。

 

内容としては

↓のような区分になります。

583x289_isbn_02


 

まずは 『緑色』で記載した部分です

Screencapture00220715_190930


■出版社表記
これは任意です。記載しなくてもかまわないようです。

■価格表示
『再販』に関わる所でして、ここでは『再販対象』の場合を考えます。

『定価』の表記

『外税』の表記
が一般的の価格表示と異なる所です。

まずは『定価』の表記についてですが
独占禁止法第23 条(再販売価格維持契約)の対象になる書籍のみ定価表記が認められているようです。
価格表示については公正取引委員会の了承がある物と『推測』できます。
『再販商品』だから『定価』表記なので
『非再販商品』の場合は、希望小売り価格的な意味の『価格』表記になります。

『非再販対象の本』については。
自主基準がありますので良く読んで対応する必要があります。
『出版物の価格表示等に関する自主基準』[PDF]OpenNewWindow


『税表記』については
『消費税の総額表示への対応について(増補版)』[PDF]OpenNewWindowが分りやすいです。
価格の表示方法について『消費税法第63条の2(価格の表示)』に対応した
ガイドライン『消費税の総額表示への対応について』(税制等対策特別委員会小委員会発表)による物です。


雑誌のように『内税表記』が浸透している物もありますが
書籍については
価格の表記方法に『法律』が絡みますので
きちんと内容を理解した上で タイプしたいですね。

 

続いて『青色』で表記した
日本図書コードについてです。
Screencapture00220715_191045

■ 分類コード(Cコード)

■価格コード(本体価格)
です
一般的にはISBNコードの中に含まれるような印象がありますが
日本図書コード
書籍コードとかC分類になります。

13桁ISBN“国内標準ガイドライン”追補版[LINK]OpenNewWindowに以下のような記述がありますので
守って作成しましょう。

目視できる書体(サイズ9P又は11級以上)で表示
位置はバーコードの端から10ミリ離す
目視ができれば白抜きでも可
¥は↓のようにどれでも良い
Screencapture00220715_220912
(OCR字形は非推奨)

となっています。
 

Cコードにはこのよな規則があります。wiki[LINK]OpenNewWindow

1桁目『C』固定

2桁目『販売対象』

3桁目『形態』

4〜5桁目『内容』

と指定がありますので
制作時には入稿内容に対して誤りがないようにしましょう。

 

価格表示
¥88888E
のようになります。

1桁目『¥』固定
2〜6桁目『価格数字』
最後の桁『E』固定

価格数字については
『本体価格』(税抜き)を記載します。

バーコード作成時は5桁固定ですが
価格表示は表示桁数です。
例えば
本体価格500円の本は

Screencapture00220716_84107

¥500E
と記載し
バーコード作成時には
00500
としてバーコードを作成します。

 

それでは最後にISBN『赤色』の部分ですね。


Screencapture00220715_221554

となっていますね。
ここについてはWiki等[LINK]OpenNewWindowに詳しいのでそちらを参考にしてもらうとして

制作的には
◆非OCR-B字形で[LINK]OpenNewWindow
◆サイズ9P又は11級以上のサイズ[LINK]OpenNewWindow

チェックデジット計算に誤りの無いように注意する事ぐらいでしょうか?

 
ISBNコードは奥付にも記載が義務とされています。

P1000046

こちらに[LINK]OpenNewWindowある通り

目視できる書体で13桁ISBNコード(4箇所のハイフン必要)の表示が必須です。
分類コードと価格の表示は出版者の自由です。

との事ですの
注意しましょう。


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