[JISX8341]高齢者・障害者等配慮設計指針
5部構成になっている。
2010年改正版です。
元になっているのは『 ISO 9241-20』
JISX8341-1
第1部:共通指針
JISX8341-2
第2部:情報処理装置
JISX8341-3
第3部:ウェブコンテンツ
JISX8341-4
第4部:電気通信機器
JISX8341-5
第5部:事務機器
日本固有の事項は
附属書 JA JIS X 8341-1:2004 との対応表
附属書 JB 試験方法
附属書 JAに2004→2010の変更点が書いてあるわけですが
主に文言の言い回しの変更が多いですが
私は2004を持っていないので
細かくは確認できません。トホ
(古い資料もとっておかないといけないね)
要約すると序文に以下のような記載がある
『この規格の利用者がアクセシビリティの問題を考察することを支援する。』
原則
■最も幅広い層の利用者に有用であり,満足され,利用可能な解決策を作る目的で設計する
■すべての利用者に可能なときには同一の手段を,不可能なときには等価の 手段を提供する。
■サービスの接続性の点からも,広範囲の選択肢に対応する。
となっています。
いつでも
どこでも
だれでも
を考えて設計しましょう
って事ですね。
印刷関係だと制作物→PDFやebookにした時に
それらが
WEB上に公開されると
たちまち『WEBコンテンツ』の一部になりますので
全く関係無いわけでもないです。
JISX8341-3
第3部:ウェブコンテンツ
ウェブコンテンツの企画,設計,開発,制作,保守及び運用(以下,企画・制作という。)をするときの配 慮すべき事項について規定
ユーザーインターフェイスから
色に表組等
実際の例を非常に多く含んだ内容で
WEBコンテンツを作っている方は一度見た方が良いかもしれません。
(まぁすでに方々で言われているような事ですけど)
ちなみに文字の大きさですが
大きさについての規定はありません
ただ
『文字のサイズ及びフォントは,必要に応じ利用者が変更できるようにしなくてはならない。』
としています。
文字サイズは,“em”,“%”を用いて相対的に記述するととても親切だと
としています。
ebook作成時に留意したいですね。
富士通アクセシビリティ・アシスタンス[LINK]
WebInspector、ColorSelectorは
Macintoshでも利用できます。(えらいぞ富士通!)
WebInspector[LINK]
JAVAベースで読み込み
表示はブラウザになります。
結構細かく添削されますので
満点取るのは難しいですよぉ
ColorSelector[LINK]
背景色
文字色
で見やすい 見難い判定をしてくれます。
日本語文字の最小可読文字サイズ推定方法[LINK]でも書きましたが
見やすさは
文字間隔
や
行間隔
にも大きく左右されますので
留意したいですね。
ColorDoctorがMac対応していないのが残念ですが
Mac関連製品はほとんど作っていない富士通が
Macintosh製品を無料で公開している所に
その企画のハンコを押した上司の意欲を感じますね。
企画立ち上げ時の上司な人に会ってみたいです。
JISの原文はこちら[LINK]から
検索してください。
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