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[chflags]Finder上での『鍵』マークの仕組み

ここでは
『ロック』=『鍵マーク』について
を書きます。

■デフォルトのアクセス権についてはこちら[LINK]新しいウィンドで開きます
■アクセスコントーロールACLsについてはこちら[LINK]新しいウィンドで開きます
を参照下さい。


 
Finder上で見れる
鍵マークは
『chflags』なるコマンドで付加されたり削除されたりしています。

鍵マークを知るために
chflagsについて書きましょう

chflagsには
共通で使える物
ユーザー環境に限るもの
スーパーユーザー環境に限るもの
があります

 

共通属性

設定解除意味
hiddennohiddenFinder等GUIから隠す。不可視ファイルの設定


コマンドとFinderの動作を
並べてみましょう
ファイルへ付加される『フラッグ』を調べるには
ターミナルで『ls -lO』を使います。

Force4u00221024_194016

このファイルにhidden不可視 のフラグを付けます

chflags hidden <ファイル名やフォルダ名(パス指定)>

Force4u00221024_194055


ファイルにhiddenの属性が付加されて
ファイルがFinder上で見れなくなりました。

では
戻します。

chflags hidden nohidden <ファイル名やフォルダ名(パス指定)>


Force4u00221024_194124

となります。

もう何となくわかりましたね?

不可視ファイルの可視化はこちらの方法もあります。
[SetFile]ファイルを不可視 可視 に変更する。: [FORCE][LINK]新しいウィンドで開きます

 

ユーザー環境

設定解除意味
opaquenoopaqueディスクをユニオンマウント[LINK]新しいウィンドで開きますした時用(未確認)
nodumpdumpダンプする際に含めるか?含めないか?(未確認)
uappndnouappndファイル(開けるが変更できない) フォルダ(追加出来るが削除できないドロップボックスの動作に似ている)
uappendnouappend↑に同じ
uchgnouchgロック『鍵』をかける変更不可に変更
uchangenouchange↑に同じ
uimmutablenouimmutable↑に同じ


 

管理者(su)環境

chflagsの前にsudoが必要になります。

sudo chflags 〜となります。


設定解除意味
archnoarchアーカイブフラグ 検索時にアーカイブの中を除外すると検索されない(たぶん...笑)
archivednoarchived↑に同じ
sappndnosappndファイル(開けるが変更できない) フォルダ(追加出来るが削除できないドロップボックスの動作に似ている)
sappendnosappend↑に同じ
schgnoschgロック『鍵』をかける変更不可
schangenoschange↑に同じ
simmutablenosimmutable↑に同じ

 

それではいよいよ
ロック『鍵』のかかってしまった
ディスクのフラグの解除をしてみましょう。

問題になるのは
こんな表示の場合ですね。

20101024_65012_pm

10.6だとこんな感じです。

Force4u00221024_204314

『カスタム』と出る場合はこちら[LINK]新しいウィンドで開きますを先に読んでください。

ちなみに
↑で表示されるUIDでログインしてFinderからロック解除って方法で成功した例もあります。

 

全部ターミナルでの作業になります。
注意
コマンドを間違えると起動不能になる事も考えられます
コマンド操作に自信の無い人やよくわからないなぁ〜な人は
心配なら詳しい人にお願いした方が良いかもしれません。


サンプルでは
『ディスクの名前』は『Disk1』になっています。
自分のディスク名で変更してください。(ここが重要です)

まずは『Volumes』に移動します。



sh-3.2#
sh-3.2#
sh-3.2# cd /Volumes
sh-3.2#
sh-3.2# pwd
/Volumes



pwdの戻り値が『/Volumes』なら
『ls -lO』エル エス スペース ハイフン エル オーの大文字

実行します。



sh-3.2# ls -lO
total X
drwxrwxrwx 22 admin staff schg,uappnd 816 Oct 24 17:50 Disk1



マウントしている『Disk1』の
ディスクボリュームに『フラグ』
『schg』と『uappnd』が付いているのがわかります。

では解除します。



sh-3.2#
sh-3.2# sudo chflags -R noschg Disk1
Password:<ここに管理者パスワード>
sh-3.2#



解除出来たか?
『ls -lO』で確認します。


sh-3.2#
sh-3.2# ls -lO
total X
drwxrwxrwx 22 admin staff uappnd 816 Oct 24 17:50 Disk1



schgが取れました
続けてuappndも取ります。



sh-3.2#
sh-3.2# sudo chflags -R nouappnd Disk1
sh-3.2#
sh-3.2#



解除出来たか?
『ls -lO』で確認します。


sh-3.2#
sh-3.2# ls -lO
total X
drwxrwxrwx 22 admin staff - 816 Oct 24 17:50 Disk1



これで『uappnd』も取れました

一連の操作で
書き込み不能だった
ディスクに書き込み出来るようになります。

後はアクセス権ですので

Force4u00221024_210522

ファインダーの情報を見る
から変更しても良いですし
ターミナルを使ってchmodしても良いでしょう

フラグを『取る』のはさして問題ありませんが
フラグを『付ける』のは最悪
間違えると起動出来なくなったりしますので
注意して実施してください。

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