[Accessibility]音声データへの配慮
Accessibility: Fundamentals: Hearing
【1】音声データにたよってはいけない
【2】音量には留意する
【3】可能であるならモノラル音声で
となっている
【1】音声データにたよってはいけない
字幕なり、内容を文字データで表示させるのは費用や時間がかかるから
手っ取り早くyoutubeのアノテーションを使うのが良いですね
【2】音量に対しての配慮
聞こえにくい音域 (低音域 高音域)
大きい音でも聞けるように音源の音量を調整しておくと良いですね
【3】可能であるならモノラル音声で
片耳だけ難聴な方もいますから、モノラルが好ましい
としていますね。
国内では
JISX8341高齢者・障害者等配慮設計指針
JISZ8071高齢者及び障害のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針
JISZ8521人間工学-視覚表示装置を用いるオフィス作業-使用性についての手引
JISS0014 高齢者・障害者配慮設計指針-消費生活製品の報知音-妨害音及び聴覚の加齢変化を考慮した音圧レべル
JISB9700-1機械類の安全性-設計のための基本概念,一般原則-第1部:基本用語,方法論
JISB9706-1機械類の安全性-表示,マーキング及び操作-第1部:視覚,聴覚及び触覚シグナルの要求事項
JISB9960-32 機械類の安全性-機械の電気装置-第32部:巻上機械に対する要求事項
JISC0448 表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
JISC0457 電気及び関連分野-取扱説明の作成-構成,内容及び表示方法
が関係項目
【1】音声データにたよってはいけない
X 8341-2に以下のような記載があります。
■音の代替情報の提供
音の情報についてはテキストでも提供できなければならない。
テキストは,動画・音と同期して提供することが望ましい。
これはYouTubeを積極的に活用する事で
費用と時間を大幅に短縮できますね。
■警告音等は文字データでも提供
なるほど
【2】音量に対しての配慮
音量については以下のような記述が参考になります。
JISX8341-2で基本的要件を示しています。
■聴覚に障害がある人にとっては,音が小さすぎたり,聞き取りにくい周波数帯の音声であった りすると,聞き漏らさないよう注意して聞くのが負担になることがある。
■補聴器などを利用していると,大きすぎる音が著しい不快感を生むことがある。
■聴覚障害のある人の場合,音声出力されていることに気が付かない場合がある。
■周囲に影響を与えることのないように,その出力レベル,程度の調整ができるように しなければならない。
■音域についても配慮
これについては私は知識が無いが
警告音等は 高温域 低音域 中音域 それぞれの音域で出力すると
アイディアとしては
音声データの音量は大きめに設定して
最初の10秒ぐらいに『音が大きいです』と表示し
補聴器等を利用されている方は音量を調整してください
と
そんなような内容の表示をタイムラインで出せば良いですね
【3】可能であるならモノラル音声で
音楽や芸術作品の場合はどうしたら良いんですかね?
あらかじめ利権者にモノラル変換の許可が必要かも?ですね
ステレオ音声の場合は『ステレオ音声です』と注意書きを検討しましょう。
Macな場合は
のチェックを入れればモノラルになりますので
マルチメディアコンテンツの場合は解説ページを作っておくと良いですね。
マルチメディアコンテンツになれば、なるほど
音声が出ますから
設計段階以前の『要件』として配慮して発注すべきですね。
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