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[Accessibility]InDesignでのアクセシビリティ設定の基本

私はInDesignをあまり使う環境にいないので
ディープなInDesignerの方は参考程度でお願いします。

AccessibilityPDFを作成する場合の
InDesign的な基本は

■各種スタイルがタグに紐付く
■『構造』の順番が読み上げ順に
■『ブックマーク』がしおりに

3つがポイントで
これをこなせば、まぁ...だいたい....いい感じで
元データとしてのAccessibilityPDFが出来ます。

どう作っても後でAcrobatやLiveCycleでの修正や設定は
ある程度必要ではあります。

 

■各種スタイルがタグに紐付く

Accessibility001

文字・表・段落のそれぞれの設定を
タグに紐付けてPDFに書き出す事で一環したタグの生成が出来る
(訂正するにしても一環している事でわかりやすい)

テキストフレーム等に対しても
タグ付けするわけですが
Im00221125_20212
この後に出てくる『構造』の所でやっても良いですね

 
■『構造』の順番が読み上げ順に

Im00221125_22548

構造のタブで表示されている順番がそのまま
読み上げ設定時の順番になりますので
ある程度はInDesignでの制作段階で順番を見ておくと
カタログ等構造が複雑な物の場合は後行程のPDF上での調整がスムーズになりますね。

ちなみに
構造順は各オブジェクトの制作順にちょっと関係ありますね

 
■『ブックマーク』がしおりに
これは何も解説必要ないですね。

PDFのしおりに入れ子構造を持たせる場合は
AcrobatやLiveCycleでの編集になる


 


文字スタイル
段落スタイル
表スタイル

の3点をきちんと作業者内で共有して

『段落設定○○』のタグはH2で設定

等ルールを作り
デスク回りに常備しておけば良いですね。

ただ
InDesignで制作されている方にとって
Accessibility対応のタグ付けや構造化は
結構な負担になると思います。
Accessibility設定されたPDFを作る場合
InDesignで制作される方の協力が無いと
かなり厳しいって事になります。

職場や現場で勉強会のような事をしないと
各作業者の理解が得られずに
上手く業務が回らないかもしれませんね。

講師呼んで勉強会やるのが簡単だけど費用がねぇ
かと言って
自分で資料作って勉強会も大変です。
なかなかなぁ〜遠い目線

「tags.xml」をダウンロード

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