[Accessibility]InDesignでのアクセシビリティ設定の基本
私はInDesignをあまり使う環境にいないので
ディープなInDesignerの方は参考程度でお願いします。
AccessibilityPDFを作成する場合の
InDesign的な基本は
■各種スタイルがタグに紐付く
■『構造』の順番が読み上げ順に
■『ブックマーク』がしおりに
の
3つがポイントで
これをこなせば、まぁ...だいたい....いい感じで
元データとしてのAccessibilityPDFが出来ます。
↑
どう作っても後でAcrobatやLiveCycleでの修正や設定は
ある程度必要ではあります。
■各種スタイルがタグに紐付く
文字・表・段落のそれぞれの設定を
タグに紐付けてPDFに書き出す事で一環したタグの生成が出来る
(訂正するにしても一環している事でわかりやすい)
テキストフレーム等に対しても
タグ付けするわけですが
この後に出てくる『構造』の所でやっても良いですね
■『構造』の順番が読み上げ順に
構造のタブで表示されている順番がそのまま
読み上げ設定時の順番になりますので
ある程度はInDesignでの制作段階で順番を見ておくと
カタログ等構造が複雑な物の場合は後行程のPDF上での調整がスムーズになりますね。
ちなみに
構造順は各オブジェクトの制作順にちょっと関係ありますね
■『ブックマーク』がしおりに
これは何も解説必要ないですね。
PDFのしおりに入れ子構造を持たせる場合は
AcrobatやLiveCycleでの編集になる
文字スタイル
段落スタイル
表スタイル
の3点をきちんと作業者内で共有して
『段落設定○○』のタグはH2で設定
等ルールを作り
デスク回りに常備しておけば良いですね。
ただ
InDesignで制作されている方にとって
Accessibility対応のタグ付けや構造化は
結構な負担になると思います。
Accessibility設定されたPDFを作る場合
InDesignで制作される方の協力が無いと
かなり厳しいって事になります。
職場や現場で勉強会のような事をしないと
各作業者の理解が得られずに
上手く業務が回らないかもしれませんね。
講師呼んで勉強会やるのが簡単だけど費用がねぇ
かと言って
自分で資料作って勉強会も大変です。
なかなかなぁ〜遠い目線