AccessibilityPDF

Acrobat accessibility training resources


Adobe - Accessibility training resources

以前にも書きましたが
InDesignの段階から、手順を踏めば、Acrobatだけでやるより
非常に手間が簡素化出来ます。
そして
PDFに付加価値を付ける事が出来る

クライアントにアピール出来る

手間はそれなりにかかりますが、単価を上げれる。(かもしれない汗)

「ウチでは出来ません」では悲しい
出来るようにしておきたいものですね。


|

[PDF]アクセシビリティPDFのアメリカの現状

PDFフォームについてはこちら
[LINK]アイコン:新しいウィンドで開きます
の記事を読んでください。


ここでは
一般的なPDFドキュメントを見てみます。

人事管理局
Im00221123_100842
で公開されているPDFです。

結論を先に書くと
Acrobat(Mac版Win版)だけの設定でも作成可能なレベルです。


 
【1】タグ
■ある程度の構造化も設定されています。
Im00221123_101117

 

【2】読み上げ設定
■代替えテキストも含めて全ての項目を読み上げます。

図形等にも読み上げ設定がされています。
Im00221123_101200

レジストリマーク等にも丁寧に読み上げ設定がされています。
Im00221123_101724

タグでSuperscript(上付き文字)を指定しつつ
読み上げで『アール』と読み上げます。
非常に丁寧な設定と言えると思います。

 
【3】コンテンツの構造化
■構造化は一般的な内容
Im00221123_101250
読み上げ設定とは反対に
コンテンツの構造設定は一般的

 
【4】言語設定
■読み上げ言語設定のみ
Im00221123_101920

 
【5】メタデータ
■ドキュメントタイトル程度
Im00221123_101923

作者入れましたか....笑

 

【6】代替えテキスト
Im00221123_101229

全ての項目に読み上げ設定していますので
図やロゴ等には全て代替えテキストが設定されています。

 
【7】しおり
入れ子構造も有り
丁寧にシオリ設定されています。

Im00221123_102915


 

アクセシビリティPDFのお手本のようなPDFですね
一カ所でまとめて作ったようで
州の違いがあっても内容の設定項目の違いは
本当に微々たる物程度で
良くで来ていると思いました。

サンプルとしてはとても良い
参考にしようっと

しかし
Acrobat(Mac版Win版)だけの設定でも作成可能なレベルです
と書いたものの
やっぱり設定項目が多い
タグ全部はきつい

ページ物はインデザインからきちんと設定しないと
かなり厳しい(時間がかかる)

 

余談
PDFのX8341対応のチェックツールとか
デベロッパーさんは作れば
少しは売れるんじゃないか?

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[Accessibility]アクセシブルなPDFについてのレスポンス

『詠み人知らず』さんのコメントについてのレスポンス。

厳密な意味で『設定可能な項目の全て』をMacでは設定出来ないですね。
トホホ
ただ
全て設定する必要も無いと思います。(たぶん)

例えば
『富士通』でさえ読み上げ順の設定だけですし
富士通アクセシビリティ・アシスタンス : 富士通アイコン:新しいウィンドで開きます

三井住友銀行はPDFに読み上げ設定するぐらいなら
HTML版を別途用意するとしています
アクセシビリティガイドライン > 目次 : 三井住友銀行アイコン:新しいウィンドで開きます
↑これはこれで ある意味だだしい判断ですよね。
(コスト的にはHTML版をリリースする方がアクセシブルなPDFをオーダーするより安上がりなはず)

こちらの記事で取りあげた[LINK]アイコン:新しいウィンドで開きます内閣府のPDFは
ユニコード・エンコーディングされていないので
アクセシブル以前の問題(読み上げすら出来ない)のPDFもまだまだ有ります。

Macユーザーな方は
Mac版では出来ない事もあるのね
程度で良いんじゃないかなぁ と思います。(たぶん...汗)

 
ここから脱線
 

ここで商用制作で問題になるのが
JISX8341-3だと思います。

■はじまりはお客様です
Jisx_03

営業から電話が入って
『お客さんがさぁアクセシブルなPDFが、どうのって言ってるけど、作れる?』
なんて事からはじまるんでしょう....笑

お客様が『何』を要求しているか?
ですね
お客様が『アクセシブルなPDF』やX8341の要求事項等に明るければ
ターゲットがはっきりしますが

■アクセシブルのレベルをお客様と決めます。
現時点で検証可能な形は
Jisx_06
AdobePDF〜WCAG2.0までは
Acrobatに内蔵されている『チェッカー』で検証可能です

■どうやって作るか
Jisx_05

読み上げ順の指定だけならAcrobatだけで十分ですし
ページ物なら
前行程のインデザインでの制作段階から
ある程度タグやら順番やら設定しないと
Acrobatだけでは効率が悪いですね
(読み上げ指定等UNDO出来ない場面が多いため)


■工数やら単価やら見積もりやら
実際にどの程度の工数がかかるのか?
事前に見極めておかないと見積もりにいたりませんね。
Jisx_04


実はここまでは前振りで(すみません毎度前が長くて)


■でもお客様はX8341-3対応で!と言ってくる
Jisx_07

X8341に対応したPDFのチェックツールが現時点では
ありません。

本文読んでもらえれば、わかりますが
X8341は『解釈』によって『ゆれ』がありますので
『どこまでアクセシブル対応するのか』を決めておかないと
等級AAAが要求事項だと
フルアクセシブルな何でもかんでもなPDFをつくらくてはならなくなります。

Jisx_08


 


海外向け(特にアメリカ)にPDFを作成する場合には
本気でSection 508に対応しないとダメな場合もありますが
AcrobatのチェックでOKが出れば
お客様に説明できますし
納品時にチェック結果を添付する事で
信憑性も得られますが

X8341-3 ターゲットでPDFを作る場合には

○○でチェックしてOKでしたと現時点では言えないわけです。

私的に考えると
日本国内なら
■読み上げ順設定

■AcrobatのアクセシブルチェックのAdobePDF


どちらかで仕事を受けた方が良いのではないか?
と思っています。

まず
納品時に『検証結果』を提出でる。(これ大きいですよね)

こちらの記事で書いた[LINK]アイコン:新しいウィンドで開きますも良いのですが
やっぱり
検証結果が英語なのはナニでしょう。

やっぱり納品時の添付として
お客様に提出するなら
Acrobatのアクセシビリティツールの検証結果
だと思います。

ちょっと長くなりました(つーか暴走気味な脱線ですね)が
レスポンスでした。


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[PDF Accessibility]【5】Tab follows Tag-Structure【アクセシビリティ】

PDFのアクセシビリティ・チェッカーPAC
スイスのaccess-for-all.ch[LINK]新しいウィンドで開きますで配布されている
PDF Accessibility Checker (PAC)で合格を取るためのメモ
一覧はこちら[LINK]新しいウィンドで開きますの記事を参照してください。

 

【5】Tab follows Tag-Structure
タブ設定がされている


先に書くと
Tabキーが重要になるのは『PDFフォーム』ですが
『Macでは限界がります』(というより無理です)

 

PDFのフォーム編集は
Windows版で提供されている
LiveCycleで作成・編集を行なわないと
フル・アクセシブルなPDFは作成出来ません。

また
LiveCycleで作成されたアクセシブルなフォームは
Macでは再編集出来ません。

Macで作成されたフォームは
LiveCycleでフル・アクセシブルPDFには加工出来ません。

上記の事から
『PDFフォーム』に『アクセシビリテイ』が要求事項としてある場合
最初からLiveCycleで作成する必要があります。

Mac is Deadですわ

業務にフォームが有る場合はWindows版のAcrobatX Proが必須です。
かといって
Macがある場合はMac版も必要だったりして
悩ましいって言うか
戦略?って感じですよねぇ
この件はまた別な記事にします。

 

タブ設定だけに関しては
Macでも
Force4u00221118_201556

設定可能ですし
同様の機能でLiveCycleでも編集可能です


Form_02

こちらの記事[LINK]アイコン:新しいウィンドで開きますで書きましたが
LiveCycleだとフォーム以外の段落やアーティクル属性にもタブ設定をする事が出来ます。


 

【【5】Tab follows Tag-Structure
タブ設定がされている

WCAG 2.0Principle 2: Operable Guideline 2.4: Navigable Success Criterion 2.4.3: Focus Order
ISO 32000-1:2008Table 30, Key 'Tabs'


WCAG 2.0
ガイドライン 2.4 ナビゲーション可能: ユーザがナビゲートしたり、コンテンツを探し出したり、現在位置を確認するのを手助けする手段を提供する。

2.4.3 フォーカス順序: ウェブページが順番にナビゲートできて、そのナビゲーション順序が意味あるいは操作に影響を及ぼす場合、フォーカス可能な構成要素は意味および操作性を保持した順序でフォーカスを受け取る。 (レベル A)

SO 32000-1:2008 Table 30, Key 'Tabs'

Table 30 – Entries in a page object

KeyTypeValue
Tabsname(Optional; PDF 1.5) A name specifying the tab order that shall be used for annotations on the page. The possible values shall be R (row order), C (column order), and S (structure order). See 12.5, "Annotations" for details.


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[PDF Accessibility Tags]Ruby【アクセシビリティ・タグ るび】その2

PDFのアクセシビリティ用のタグや構造読み上げについてです。

ルビ用に用意されている
Rubyタグについての留意点

イラストレーター上で
Force4u00221113_163842
このように
本文とルビを別レイヤーで組んで

レイヤードPDFを作成して

Force4u00221113_164548

ルビのレイヤを隠した状態で
Force4u00221113_164259

全選択で読み上げ設定をすると
ルビが
Force4u00221113_164509

レイヤーを越えて読み上げ設定され
オブジェクトとしても
レイヤーを越えて移動してしまいます。


なんとレイヤーをロックしても
Force4u00221113_164805
レイヤーを越えて
移動してしまします。

これは手ごわい(バクだなこれ....仕様とか言わせないよ...w)

cs4環境でルビを考慮したアクセシビリティ設定をする場合には
注意が必要です(と言うよりものすごく大変)

1行づつ読み上げ設定をしないと
正しく読み上げされない可能性があります。


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[PDF Accessibility Tags]Ruby【アクセシビリティ・タグ るび】

PDFのアクセシビリティ・タグ
Rubyについて

Rubyタグは
PDF 32000-1:2008
Table 338 – Standard structure types for inline-level structure elements (continued)
に記述があります。

Structure TypeDescription
Ruby(Ruby; PDF 1.5) A side-note (annotation) written in a smaller text size and placed adjacent to the base text to which it refers. A Ruby element may also contain the RB, RT, and RP elements. See “Ruby and Warichu Elements” in14.8.4.4, “Inline- Level Structure Elements,” for more details.

↑上記の記述にもある通り
Ruby ルビの全体
RB (Ruby base text)るびがふられている文書
RT (Ruby annotation text) 注釈としてのルビ部分
RP (Ruby punctuation)ルビで使われた約物
構造としてあります。
ルビの位置関係を
RubyAlign 
RubyPosition

指定するようですね。

 
■ルビにはRubyタグを付加する
■読み上げからは除外する

この2点で利用者(アプリケーションを含む)は
その文字が『ルビ』である事がわかり
読み上げからは除外する
ので、フレンドリーと言えると思います。

 


自分的に考えると
アクセシビリティなPDFのルビの処理は
■ルビにはRubyタグを付加する

Ruby(ルビ)を単体の構造以下に配置するか
Force4u00221113_160858

Anot(注釈)配下に配置する方法が考えられます
Force4u00221113_161438_2


 

■読み上げからは除外する
読み上げ順から外す方法が簡単ですね。
Force4u00221113_160816

Rubyにも読み上げ設定する場合には
必ず読み上げ順にコンテンツを配置して
Force4u00221113_160946

読み上げの後にルビが来れば
スクリーンリーダーの利用者にも問題ないだろうが
Force4u00221113_160910

ルビに読み上げ設定は不要でしょぉ

しかし
Rubyタグを付加するのは作業側にはかなりの負荷がかかります。
ルビをよけて読み上げ設定するのも結構たいへん
どうしたもんでしょ


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[PDF Accessibility]【6】Consistent Heading Structure【アクセシビリティ】

PDFのアクセシビリティ・チェッカーPAC
スイスのaccess-for-all.ch[LINK]新しいウィンドで開きますで配布されている
PDF Accessibility Checker (PAC)で合格を取るためのメモ
一覧はこちら[LINK]新しいウィンドで開きますの記事を参照してください。
 

PDFのアクセシビリティ
【6】Consistent Heading Structure
構造化されている
タグの一覧はこちら[LINK]新しいウィンドで開きますを参照ください


HTMLと同じで

Paragraph 段落や見出し
List リスト
Table テーブル

が正しく構成されている事を求めています。


一般的な文章において

【見出し】
本文本文本文本文本文本文本文本文本文本文本文

となります
このような文章として正しく構成されている事を求めていますので
PDFのアクセシビリティ・タグにおいて
見出しや段落を正しく設定しましょう。

と書きましたが
難しく考えずに
『見出し設定(タグ)』を付加する

だけ考えておけば十分なようです

PDFのアクセシビリティ・タグの文章における主要なタグは
PDF 32000-1:2008
Table 334 – Block-level structure elements

CategoryStructure types
Paragraphlike elementsP H1 H4 H H2 H5 H3 H6見出し 見出し1-6
List elementsL Lbl LI LBody箇条書き 箇条書き項目 箇条書きボディ ラベル
Table elementTable THead TBody TFoot TD TH TRテーブル テーブルデータセル テーブルヘッダセル テーブル行
のような 『文章(ストーリー)関連』の項目を指しています。

 

【6】Consistent Heading Structure
構造化されている

WCAG 2.0Principle 4: Robust Guideline 4.1: Compatible
ISO 32000-1:2008Table 335, Key 'H1-H6'

WCAG 2.0 Principle 4: Robust Guideline 4.1: Compatible
原則 4: ロバスト性 - コンテンツは、支援技術を含む様々なユーザエージェントが確実に解釈できるように十分に堅牢でなければならない。
ガイドライン 4.1 ロバスト性:現在および将来の支援技術を含むユーザエージェントとの互換性を最大化する。

ISO 32000-1:2008 Table 335, Key 'H1-H6'
Table 335 – Standard structure types for paragraphlike elements

Structure TypeDescription
H(Heading) A label for a subdivision of a document’s content. It should be the first child of the division that it heads.
H1–H6Headings with specific levels, for use in conforming writers that cannot hierarchically nest their sections and thus cannot determine the level of a heading from its level of nesting.
P(Paragraph) A low-level division of text.

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[PDF Accessibility]PDF Accessibility Checker【アクセシビリティ】

Force4u00221108_44736

Access for All – Swiss foundation for accessible technologies - New! Test PDF Files with the PDF Accessibility Checker (PAC)[LINK]新しいウィンドで開きます
PDFのアクセシビリティ・チェッカーPAC
で満点とれるようにするためには
以下の14項目が必要

【1】Document is marked as tagged
タグがマークアップされている

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable
ISO 32000-1:2008Table 321, Key 'Marked'


【2】Document Title available[LINK]新しいウィンドで開きます
タイトル設定(メタ部)

WCAG 2.0Principle 2: Operable Guideline 2.4: Navigable Success Criterion 2.4.2: Page Titled
ISO 32000-1:2008Table 317, Key 'Title'


【3】Document Language defined[LINK]新しいウィンドで開きます
言語コード設定(メタ部)
言語設定(構造・読み上げ)

WCAG 2.0Principle 3: Understandable Guideline 3.1: Readable Success Criterion 3.1.1: Language of Page
ISO 32000-1:2008Table 28, Key 'Lang'

【4】Accessible Security Settings[LINK]新しいウィンドで開きます
アクセシブルなセキュリティ

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable
ISO 32000-1:2008Table 22, Bit-Position 5 und 10

【5】Tab follows Tag-Structure[LINK]アイコン:新しいウィンドで開きます
タブ設定がされている

WCAG 2.0Principle 2: Operable Guideline 2.4: Navigable Success Criterion 2.4.3: Focus Order
ISO 32000-1:2008Table 30, Key 'Tabs'


【6】Consistent Heading Structure[LINK]新しいウィンドで開きます
構造化されている

WCAG 2.0Principle 4: Robust Guideline 4.1: Compatible
ISO 32000-1:2008Table 335, Key 'H1-H6'


【7】Bookmarks available
しおりが付加されている

WCAG 2.0Principle 2: Operable Guideline 2.4: Navigable
ISO 32000-1:2008Table 28, Key 'Outlines'

【最重要】
【8】Accessible Font Encodings[LINK]新しいウィンドで開きます
判定可能なフォントエンコード
(読み上げ可能って意味のようです)

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable
ISO 32000-1:2008Section 9.10.2: Mapping Character Codes to Unicode Values


【9】Content completely tagged
コンテンツにもタグ付け

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable
ISO 32000-1:2008Section 14.8: Tagged PDF


【10】Logical Reading Order
読み上げ順が設定されている

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable Guideline 1.3: Adaptable Success Criterion 1.3.2: Meaningful Sequence
ISO 32000-1:2008Section 14.7: Logical Structure

【11】Alternative Text available[LINK]新しいウィンドで開きます
代替テキスト利用可能

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable Guideline 1.1: Text Alternatives Success Criterion 1.1.1: Non-text Content
ISO 32000-1:2008Section 14.9.3: Alternate Descriptions

【12】Correct Syntax of Tags / Rolls
正しい構文

WCAG 2.0Principle 4: Robust Guideline 4.1: Compatible Success Criterion 4.1.1: Parsing
ISO 32000-1:2008Section 14.8.4: Standard Structure Types


【13】Sufficient contrast for Text
十分なコントラスト

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable Guideline 1.4: Distinguishable Success Criterion 1.4.3: Contrast (Minimum)

【14】Spaces existent
十分な余白

WCAG 2.0Principle 3: Understandable Guideline 3.1: Readable

 

WCAG 2.0

ISO 32000-1:2008

内容については別記事で
 

チェック項目的には
Acrobatのアクセシビリティチェッカーの
AdobePDFと
Force4u00221111_82552

WCAG 2.0
Force4u00221111_82612
を足して2で割ったような内容ですね。

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[PDF Accessibility]【8】Accessible Font Encodings【アクセシビリティ】

PDFのアクセシビリティ・チェッカーPAC
スイスのaccess-for-all.ch[LINK]新しいウィンドで開きますで配布されている
PDF Accessibility Checker (PAC)で合格を取るためのメモ
一覧はこちら[LINK]新しいウィンドで開きますの記事を参照してください。
 

PDFの作成側の最重要チェック項目になります
PDFのアクセシビリティ
【8】Accessible Font Encodings
判定可能なフォントエンコード
(読み上げ可能って意味のようです)

WCAG 2.0Principle 1: Perceivable
ISO 32000-1:2008Section 9.10.2: Mapping Character Codes to Unicode Values

先にこちらの記事[LINK]新しいウィンドで開きますを読んで欲しいのですが

Windowsだと
MSゴシックやMSPゴシック
Macなら
Osaka等
一部のフォントと一部のアプリケーションにおいて
ユニコードにマップされずにフォントが埋め込まれます。
どんなにタグが付いていても読み上げ順を設定していても
ユニコードにマップされていないと読み上げられません。

PDF作成側で気づきにくいポイントでもありますので
まず最初に確認しましょう!

 

埋め込みでもローカルでも
ユニコードでエンコード(符号化)されている事が求められています。

OKな例として
サンプルフォントは新ゴUDです
Force4u00221111_173518
ユニコードでマップされています。

NGな例として
サンプルフォントはOSAKA等幅です
Force4u00221111_173511
字形としてマップされています

このマッピングについては
こちらの記事[LINK]新しいウィンドで開きますを参考にしてください。


 
【8】Accessible Font Encodings
判定可能なフォントエンコード

WCAG 2.0 Principle 1: Perceivable
原則 1:知覚可能 - 情報およびユーザインタフェースの構成要素は、ユーザが知覚できる方法でユーザに提示可能でなければならない。

ISO 32000-1:2008 Section 9.10.2: Mapping Character Codes to Unicode Values

9.10 ExtractionofTextContent
9.10.2 Mapping Character Codes to Unicode Values
9.10.3 ToUnicode CMaps
10.3で仕組みを解説しています。

字形とユニコード値をCmapで管理しています。
詳しくはこらの記事[LINK]新しいウィンドで開きます

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[PDF Accessibility]【2】Document Title available【アクセシビリティ】

PDFのアクセシビリティ・チェッカーPAC
スイスのaccess-for-all.ch[LINK]新しいウィンドで開きますで配布されている
PDF Accessibility Checker (PAC)で合格を取るためのメモ
一覧はこちら[LINK]新しいウィンドで開きますの記事を参照してください。
 
PDFのアクセシビリティ
【2】Document Title available
タイトル設定(メタ部)

 

ドキュメントのタイトル等メタ情報については
こちらの記事[LINK]新しいウィンドで開きますを参考にしてください

設定は
ドキュメントのプロパティから
Force4u00221111_165954


個別設定していく事もできます。
Force4u00221111_170136

 

【2】Document Title available
タイトル設定(メタ部)

WCAG 2.0Principle 2: Operable Guideline 2.4: Navigable Success Criterion 2.4.2: Page Titled
ISO 32000-1:2008Table 317, Key 'Title'

WCAG 2.0
ガイドライン 2.4 ナビゲーション可能: ユーザがナビゲートしたり、コンテンツを探し出したり、現在位置を確認するのを手助けする手段を提供する。
2.4.2 ページタイトル: ウェブページには、主題または目的を説明したタイトルがある。 (レベル A)


ISO 32000-1:2008
Table 317 – Entries in the document information dictionary

KeyTypeValue
Titletext string(Optional; PDF 1.1) The document’s title.
Authortext string(Optional) The name of the person who created the document.
Subjecttext string(Optional; PDF 1.1) The subject of the document.
Keywordstext string(Optional; PDF 1.1) Keywords associated with the document.
Creatortext string(Optional) If the document was converted to PDF from another format, the name of the conforming product that created the original document from which it was converted.
Producertext string(Optional) If the document was converted to PDF from another format, the name of the conforming product that converted it to PDF.
CreationDatedate(Optional) The date and time the document was created, in human- readable form (see 7.9.4, “Dates”).
ModDatedate(Required if PieceInfo is present in the document catalogue; otherwise optional; PDF 1.1) The date and time the document was most recently modified, in human-readable form (see 7.9.4, “Dates”).
Trappedname(Optional; PDF 1.3) A name object indicating whether the document has been modified to include trapping information (see 14.11.6, “Trapping Support”):True The document has been fully trapped; no further trapping shall be needed. This shall be the name True, not the boolean value true.False he document has not yet been trapped. This shall be the name False, not the boolean value false.Unknown Either it is unknown whether the document has been trapped or it has been partly but not yet fully trapped; some additional trapping may still be needed.Default value: Unknown.NOTE The value of this entry may be set automatically by the software creating the document’s trapping information, or it may be known only to a human operator and entered manually.

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