郵便バーコードは基本的に
◆割引を受けるため(大量に同時に投函する場合)
◆料金受取人払い郵便
に必要になります。
フォントでバーコードを生成するのは
『バリアブル』に生成出来るメリットがあります。
郵便用バーコードをフォント形式で無料で
配布されているのが
株式会社マジェスティック[LINK]さんです。
バーコードフォントの配布ページはこちら
バーコード用のフォントを配布されています。
少し使いにくい点もありますが
無料で使える郵便バーコードフォントです。
優れている点
【+1】無料である事(商用利用も可)
【+2】PDFフォームに埋め込み可能であること
【+3】グラフィック製品でも利用可能な事
【+4】バーコードキャラクタ生成ツールがあること(fm7)
残念な点
【-1】バーコードのクオリティ(これはフォントグラファの精度の問題)
【-2】一部のキャラクタに『詰め』設定がある事
【-3】U+002DのハイフンマイナスHYPHEN-MINUSが使えない事
Adobe InDesignやAcrobat等もそうですが
WordやPageを使って
バリアブルに可変印字も可能です。
優れている点
【+1】無料である事(商用利用も可)
株式会社マジェスティックのホームページで[LINK]配布されています。
最近CC5の字形誤りを訂正されましたので
商用でも問題なく使えるレベルです。
他細かく訂正されているようですので
今後もクオリティが上がる可能性がありますね。
【+2】PDFフォームに埋め込み可能であること
『YUBINBCD.TTF』はフォント名称『yubinbcd』として
PDFフォームに埋め込み可能です。
無料で配布されているフォントの中では唯一
埋め込み可能ですのでこれは素晴らしいと言えるでしょう。
例えば↓このようなフォーム(葉書印刷)を作ると
↓このようにPDFにフォントが埋め込みされます。
10pt指定で0.635mm程度ですので若干太めですが
既定値内です。
↓フォームにフォント指定した段階で
全キャラクタがPDFに埋め込まれるので
PDFを作成して配布した時に
相手のフォント環境が無くても
AcrobatのReaderさえあれば印字可能です。
しかも変更可能なのです。
例えば↓のように
JavaScriptを設定する事で
郵便番号7桁のバーコードを
任意に作成する事が出来るPDFを作る事が出来ます。
納品書に請求書と結構封筒への宛名印刷は使う機会が多いです。
Wordやアクセスの差し込みも良いですが
やっぱりフォントも選びたいですよね。
アドビのリーダでバーコードを作成可能ですから
この方法なら一般事務職な方でもグラフィック製品からの
出力と遜色無い宛名が印刷できますよね。
JavaScriptのサンプルはこちら
「AcrobatJSX.txt」をダウンロード[Download]
サンプルのPDFフォームはこちら
無印良品の封筒サイズ
「215x105_muji_4R.pdf」をダウンロード[LINK]
通常官製ハガキサイズ
「hagaki_148x100_4R.pdf」をダウンロード[LINK]
【+3】グラフィック製品でも利用可能な事
バーコード生成とキャラクタの関係
チェックデジットの生成を理解してしまえば
インデザインやイラストレーターでも十分使えます。
1品物〜バリアブルな印刷まで
【+4】バーコードキャラクタ生成ツールがあること(fm7)
グラフィック製品で利用する場合にも
重要なのが『キャラクタをどうやって生成するか?』ですが
ファイルメーカーのキャラクタ生成ツールが添付されています。
ファイルメーカーはお試し版が無料ですので[LINK]
(ちなみに不可視の設定ファイルを削除すると永遠に使えますね..w)
バーコード生成が簡単になります。
ローランのYUBARにはMacで使えるツールが無いんですよね。
これは良いポイントですね。
ちなみに
7桁バーコード専用なら先のPDFと同じ方法で
キャラクタを生成出来るPDFを作りました。
「YUBINBCD4R.pdf」をダウンロード[PDF]
numbers09でも
同じように7桁バーコード用のキャラクタ生成は簡単です。
「yubinbarcodecd.numbers.zip」をダウンロード[Download]
残念な点
【-1】バーコードのクオリティ(これはフォントグラファの精度の問題)
これは作成アプリケーションの精度の問題
なんですが
フォントグラファーで作ったフォントって
少しサイズにムラが出ますよね。
10ptでアウトライン取得すると
若干ムラが出ます
『0.004mm』のムラがあります。
ちなみに
600dpiの1dotって『0.04mm』
ですから
商用印刷でも全く問題無いレベルですので
気にしなくても大丈夫です。
【-2】一部のキャラクタに『詰め』設定がある事
グラフィック用のソフトで利用する場合に留意するべき事項です。
全部では無いのですが
一部のキャラクタに詰めが設定されています。
『0』で利用しましょう。
まぁバーコード扱う人としては当然ですね。
Mac版のOfficeやiWorkで使う場合は詰めについては
気にしなくて大丈夫なようです。
【-3】U+002DのハイフンマイナスHYPHEN-MINUSが使えない事
ハイフンやその類似字形についてはこちらを参照下さい。[LINK]
これが超残念
一般的な郵便バーコードフォントには
『ハイフン』字形が指定されていますが
一般的には U+002D ハイフンマイナスが指定されますが
このYUBINBCD.TTFは
U+00ADのソフトハイフンが指定されています。
その変わりに
ダッシュ等の関連字形にはハイフン用のキャラクタが
入っていますのである意味では使い易いですね。
Macintoshの場合
U+00ADのソフトハイフンはとても使いにくい文字です。
小塚+イラストレーターだと文字が表示されないし..汗
ペーストしただけでは文字が表示出来ない
とか
これはナンバーズのバグですが
数式バーに表示出来ない
なんと言っても
JEDITX等特定のアプリケーションで表示出来ない
(他表示出来ないアプリケーション多数有り)
そもそも00ADにソフトハイフン字形が入ってるフォント自体が少ないので
表示出来ない事が多いので
誤りが発生する要素にもなります。
U+002Dにハイフン字形を埋めるだけで
格段に使いやすいフォントとなるので
改善されるのを期待しています。
ダウンロードはこちらから
株式会社マジェスティックのホームページで[LINK]